「泰斗寿司(たいとずし)」(与論町茶花)が建て替えを行い、リニューアルオープンしてから、12月17日で2カ月がたつ。
吉田進さんとナツエさん夫婦が1975(昭和50)年に創業した同店は、島民の間で長年親しまれてきた。昨年10月に建て替えのため一時閉店し、息子の吉田剛さんが代替わりで店長に就いた。剛さんは島外で修業した後、与論島に戻り、2013(平成25)年から同店に勤めている。
店内は入り口に吹抜けを設けて空間に開放感を出し、港に面した窓側にテラス席を設けている。2階の客席からも港の風景を望むことができる。剛さんが中心となって設計した。
剛さんは「海側を客席にしたかったので間取りに苦労した。接待でも使えるような店を目指して、以前より高級感を出して差別化を図っている。カウンターをメインにしているので、一人で来ても気軽に会話しながらすしをつまめる店にもしたい」と話す。
メニューについて、「すしにしっかり力を入れていく。旅行者は与論の魚を食べたいし、島の人は島外の魚も食べたいので、両方のニーズに応えていきたい。閉店中に奄美大島の『すし 碧海』で勉強させてもらったので、それも今後は反映させていく」と話す。
メニューは、「おまかせ握り」(1,550円)、よろん寿司(1,600円)、「寿司定食」(1,950円)など。麺類や定食、丼物、一品料理もそろえる。
営業時間は11時~21時