「パナウル健康ウォーク」が10月29日、与論町で開かれた。主催はNPO法人「ヨロンSC」。参加者らは与論島内の10キロと15キロのコースを徒歩で移動し、風景を見たり話をしながら、それぞれのペースでゴールを目指した。
今年で32回目を迎える同イベント。当初は島外向けに企画したイベントだったが、現在では島のイベントとして定着し、島民が主な参加者となっている。コースも毎年工夫し、今年はヘアピンカーブが続く坂道や原生林を見ながら歩くコースなどがあり、普段歩く機会のない場所に驚いた様子を見せる参加者の姿あった。
途中のチェックポイントにはクイズの掲示板を設け、チームでウオークラリークイズを楽しむことができるようにする。
参加者からは「毎回コースが変わるので普段歩かない道を見て新しい発見が楽しめる」「もっと多くの人に参加してほしい。特に島立を控える中学3年や高校3年の子どもたちに今の与論島の風景を目に焼きつけてほしい」などの声が聞かれた。
「1番でゴールできた」と競争する子どもや、「ヘアピンカーブの坂道から見えた海がきれい」と風景を楽しんだ子どもなどさまざま子どもの姿が見られた。
同NPOの柳田孝志さんは「ありのままの与論島を見てほしいと思い今回のコースを選んだ。初めて通る道と言う人もおり、楽しんでもらえたのでは。今後も島内外から多くの人が楽しんで参加できるイベントにしていきたい」と意気込みを見せる。