与論町に8月5日、クレープ店「笑人達（わらびんちゃー）」（与論町茶花）がオープンした。オープン当日、島内では珍しいクレープを求めて親子連れを中心とした多くの客が訪れた。

店外のピンクの「のぼり」が営業中の合図

　店主の福さんは島外に行く機会があると必ずクレープ店に立ち寄るほどのクレープ好き。島外では当たり前にいる食べ歩きしている子どもたちの姿を見て、与論島でも子どもたちが楽しめる場所を作りたいと出店を決意したという。

　「ここが与論島だということを忘れるような店内にしたい」という福さんの思いを元に、内装は福さんと福さんの友人たちが一緒になって作り上げた。パステルカラーを基調に、インスタ映えを狙った写真撮影スペースも用意した。

　クレープは島のフルーツを使ったものを中心に提供。子ども価格は300円で、大人は500円。

　「まさか自分がこの年で新しいことにチャレンジするなんて思ってもいなかったが、周りの方々からアイデアをもらいながら、子どもたちを中心に島のみんなが楽しめる場所にしたいと思っている。子どもたち同士、家族や孫となど、気軽に学校の帰りや特別なご褒美の時にも来てくれるとうれしい。学校以外でも顔を合わせて話しながら過ごせる、人と人のつながりを大事にしていけたら」と福さんは話す。

　営業時間は10時～19時。