沖永良部島和泊町の西郷南洲記念館に7月4日、海鳥の「カツオドリ」が飛来して写真に収められた。
発見したのは同館に勤務する川上富洋(とみひろ)さんで、撮影は同じく宗淳(そうあつし)さん。川上さんは「いつものようにカウンターで仕事をしていたら、記念碑の上に足に大きな水かきが見える鳥が止まった。とっさに宗さんに声をかけて写真を撮るようにお願いしたした。びっくりした」と話す。宗さんは「逃げないように、慎重に、遠くからカメラを構えた。緊張した」と振り返る。
カツオドリは熱帯や亜熱帯に生息する海鳥で、小魚などを捕食する。大きな水かきも海に潜って魚を捕まえるためにある。1972(昭和47)年には八重山列島にある仲の神島が繁殖地として国指定の天然記念物に指定されている。