沖永良部島の子育て支援施設「SMAPPY(スマッピー)」(和泊町手々知名)で6月25日、中国式ギョーザの料理教室が開かれた。
昨年6月に続き2回目。講師は同町の介護施設に勤務する中国西安市出身のチョウ・ショクバイさんで、大人7人と子ども4人が参加。チョウさんの「(ギョーザの形が)全然違う。そうそう、上手」という率直な指導と正直な感想に終始笑いの絶えないイベントになった。
チョウさんは、餡(あん)を混ぜる前に熱した油をかける調理法やギョーザの皮を包み方を紹介。参加者らは初めて見る調理に驚きの声を上げた。チョウさんは「みんなと一緒に作ることができて幸せ。うまくできるかは分からないが、次はショウロンポウの作り方を教えたい」と話す。
同施設を運営する新納佳恵さんは「餡の練り方や混ぜる具材の手順など、想像以上に学ぶことが多かった。調理に手間はかかるがワークショップ向き」、参加した和田美奈さんは「餡づくりに時間をかけるのが驚き。チョウさんとは日本語でたくさん話せはしないが、作業を通して自然と意思疎通ができた」と、それぞれ振り返る。