
東京オリンピックのレスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝に臨んだ文田健一郎選手を応援しようと、徳之島の天城町役場に8月2日、親戚や関係者などが集まった。
相手選手であるキューバのオルタサンチェス選手に手首をつかまれ、終始自分の形に持ち込めない苦しい試合展開が続き、得意の投げ技にいけないまま時間いっぱいとなった。
試合直後のインタビューに「まずは、大会の開催と運営に協力してくれた人、テレビの前で応援してくれた人、全員に感謝したい」と涙ながらに話す姿に、観戦会場は「よく頑張った」と文田選手の健闘をたたえる拍手に包まれた。
文田選手は徳之島兼久出身の祖父を持つ徳之島3世。同種目で国体優勝の経験のある文田選手の父、敏郎さんは自身が監督を務めるレスリング部の合宿を徳之島で実施するなど交流を深めていた。
島からエールを送ろうと、親戚らが手作りの横断幕を用意。8月1日にも集まり文田選手の試合を応援していた。親戚の文田晃裕さんは「銀メダルはすごいこと。負けた直後に、感謝の言葉が出てくることに感動した。私たちも本当に誇らしい思い」と話す。