ゆんぬ体験館（与論町立長）が4月11日、「YUNNU　CAFE（ユンヌカフェ）」としてコーヒーやハーブティーの提供を始めた。店内で焙煎（ばいせん）したコーヒー（600円）や与論島ハーブティー（500円）、コーヒー体験（1,000円）、ソフトドリンク（350円）を提供する。

コーヒー豆は体験館内で店員が焙煎する

　コーヒー体験ではコーヒー豆を客自らミルでひき、コーヒーを入れることができる。ドリッパーにお湯を注ぎ、コーヒー粉が蒸されて膨らむ様子やドリップ音や香を五感で味わうことができる。ハーブティーには与論産の月桃やオオイタビを使う。

　ゆんぬ体験館は、与論島の暮らしや歴史、文化などを体験できる施設。「与論島のお茶体験」というメニューもある。

　企画したスタッフは「昨年度、モニターツアーでコーヒー農園見学と焙煎体験を行い、スタッフも研修を受けた。この機会に焙煎したてのコーヒーを提供したいと思い、メニューを考えた。コーヒーやお茶をいれながらゆったりとした時間を過ごしてほしい。今使っている豆は与論島産でないので、将来は島で取れたコーヒ豆を使いたい」と話す。ゆんぬ体験館については、「観光客だけではなく島民も気楽に寄れる場所にしたい。与論島民と旅人が交流できる場になれば」と意気込む。

　ゆんぬ体験館の営業時間は9時30～17時30分。カフェの営業は14時～16時（ラストオーダー）。水曜定休。