与論島出身のミュージシャン川畑アキラさんが3月31日、新曲「走れヨロン号」の配信を始めた。
川畑アキラさんは元ザ・コブラツイスターズのボーカル。2017(平成29)年に与論島に拠点を移し、「dining&musicうちじゃしょり」をオープン。島内外で音楽活動などを行い、与論観光大使も務めている。「川畑兄弟」「与論島新撰組」などのユニットでも活動し、与論島で生まれた音楽を発表し続けている。
同曲は2月から3月にかけて与論町と南海日日新聞社、京急電鉄がタイアップして運行された「ヨロン号」の企画の中で発表されたもの。
「与論の自然だけでなく、人にも着目して作った楽曲」と川畑さん。「与論に生まれ育ち、コブラツイスターズでデビューし、ソロになってからも与論の魅力を楽曲の歌詞に落とし込んできた。与論にはゆったりとした時間や自然だけでなく、人の持っている明るさ、陽気さ、こだわりのないところ、観光の島という側面がある。今年は奄美群島復帰70周年、与論町政施行60周年で、昨年は沖縄復帰50周年だった。観光振興のために作られたパロディー国家、ヨロンパナウル王国建国も40周年になる。とても凝縮された年なので、もう一度そこに立ち返り、与論島の魅力をアピールしたい」と話す。
川畑さんは4月23日、砂美地来館(茶花)で行われる与論町政施行60周年式典に出演予定。同日のCD発売に向け準備を進めている。
楽曲は、Apple Music、Amazon Music、Line Music、Spotify、TikTok、YouTube Music など、主要音楽配信サービスで配信。