沖永良部島のAコープ知名店(知名町瀬利覚)の入り口で2月14日、「フラワーバレンタイン」イベントが行われた。
今年で8回目となるフラワーバレンタイン。当日は、知名町農業青年クラブ(4Hクラブ)の男性会員10人が買い物客へ花束をプレゼントした。バレンタインデーは、日本では女性から男性にチョコレートをプレゼントするが、海外では男性から女性に花を贈るのに倣ったもの。
沖永良部島は花の島にもかかわらず花き農家が減少傾向にあり、花の生産量も減っているが、「この文化を広めて花に興味を持つ人が増えれば」という同クラブの願いを込めて行っている。
同島で栽培されたトルコキキョウ・グラジオラス・テッポウユリ・オリエンタル・キクの5種類を組み合わせ、花束50束を手作りで用意し、買い物に訪れた女性客に真心を込めて手渡しした。
受け取った女性客の一人は「とてもうれしい。ありがとう。えらぶらしいイベントだね」と笑顔を見せていた。同クラブの池沢匠会長は「花の島である沖永良部島で、いずれ自分も生産者となって花き農家を盛り上げたい」と夢を膨らませる。