与論地主・琴平神社(与論町立長)で1月20日、「与論島あおぞらマーケット」と称したフリーマーケットが開催された。
当日はフリーマーケットのほか、無料の綿菓子、キッチンカーや工作のワークショップなどが出店。和太鼓の演奏も行われた。ヒカンザクラが開花し始めた境内は約200人の来場者でにぎわった。
実行委員の柏木直紀さんは、建築業の仕事で12月から与論島に滞在。休日は島民や移住者と交流していた。「コロナ禍で行事が減り、交流や移住者も含めた人のつながりが少なくなっている状況を聞いた。すてきな人たちがたくさんいることを、もっと島内の子どもたちや移住者に伝えたいと思い、今回の企画を提案し実行委員メンバーを集めた」と話す。
イベントを終え、柏木さんは「子どもたちが自分で綿菓子を作って提供したり、年下の子どもにおもちゃを販売したりしている様子がとてもほほ笑ましかった。『島内にこんな面白い人が居たのですね。今度、店に行きます』など、来場者の声も聞けてとてもうれしかった。今後、不定期でも持続するようにして、島の楽しいイベントの一つにしていきたい」と手応えを話す。
同神社権禰宜(ごんねぎ)の沖道成さんは「今回は神社が主催ではなかったが、みんなが神社の境内で楽しそうにしている姿が、とても良かった」と振り返る。