徳之島町の亀徳新港(徳之島町亀津)沖の防波堤で1月9日、天候不良により昨年から延期されていた花火が打ち上がり、大輪の花が夜空を彩り、島民が新年を祝った。
花火は毎年行われている「徳之島町どんどん祭り」(徳之島町どんどん祭実行委員会主催)の一環で行われていたが、昨年は2度の天候不良で延期されていた。花火大会を主催した同町おもてなし観光課の吉田広和課長は「3度目にして、無事に開催できて本当にうれしい。今年は奄美群島本土復帰70周年目の節目になるので、もっと多くの方に徳之島を知ってほしい」と話し、花火が打ち上がる様子をインスタグラムで生配信し、徳之島をアピールした。
花火を打ち上げた「太洋花火」(鹿児島市)の花火師によると、同会場は鹿児島県内では、正面から一番近くで安全に見られる距離(200メートル)を保てる最適な環境だという。間近で迫力のある音と光が体感でき、会場からは多くの歓声と赤ん坊の泣き声が響き渡った。