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徳之島・伊仙町で多世代型「子ども食堂」

「ばあばの店」代表の原根テル子さん(右から2番目)を囲むメンバー

「ばあばの店」代表の原根テル子さん(右から2番目)を囲むメンバー

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 徳之島・伊仙町で地産地消に取り組む「ばあばいりばた市場」(伊仙町伊仙)で12月10日、町内2回目となる「子ども食堂」が開催された。鹿児島県による「こども食堂の出張開催による居場所づくり支援事業」を活用した催しで、主催は町内有志女性から成る「ばあばの店」とNPO法人「かごしまこども食堂支援センターたくして」(鹿児島市)。

多世代でにぎわった「ばあばふれあい食堂」

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 当日は地元食材と県からの提供を受けた食材を用いてカレーライス、マカロニサラダ、グアバゼリーをセットで振る舞い、クリスマスに向けて手作りサンタクロース飾りも無料で配った。「ばあばの店」代表の原根テル子さんは、「子どもたち向けの食堂だからこそ、地元の旬の野菜を食材として扱いたいと思った。普段は採れたて野菜やコロッケ、カシャ餅などの加工品、草花などを販売しているが、これからは子ども食堂も頑張っていきたい。今まである弁当とも違いを打ち出していきたい」と話す。

 2人の孫を連れて来場した主任児童委員の橋口章子さんは「普段は交わらない異なる年齢の子ども同士が一緒に遊ぶ姿がほほ笑ましい。公共の場でのあいさつやマナーを学んだり、大人と接する場にもなったりしている。これからは子どものみならず、高齢者など多世代のさまざまな方が交流できる場になれば」と期待を込める。

 今後は、直売所百菜(伊仙町伊仙)で地元NPOと共同で子ども食堂を開いていく予定。

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