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「徳之島のいろは」で徳之島の鍾乳洞巡る

伊仙町歴史民俗資料館学芸員の先導で小島の暗川へ入り、滝を見上げる参加者たち

伊仙町歴史民俗資料館学芸員の先導で小島の暗川へ入り、滝を見上げる参加者たち

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 伊仙町歴史民俗資料館主催「徳之島のいろは」事業で12月10日、徳之島島内鍾乳洞探索ツアーが開催され、親子連れを中心に27人の住民が参加した。「地域の特色ある埋蔵文化財活用事業」による全5回の体験イベントの一環で、今回が本年度最終回。

入口の様子

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 徳之島南西部の石灰岩層に無数に伸びる鍾乳洞を、縄文時代から人々が利用し続けてきた痕跡や、鍾乳石、石筍(せきじゅん)という自然が作り出す造形を体感するため、ヨヲキ洞穴、小島暗川、下原洞穴を巡った。同館によると、受付開始1時間で定員に達し、関心と期待の高さがうかがわれたという。

 伊仙町誌編纂事業の現地地質調査で来島中だった成尾英仁さん(鹿児島県立博物館学芸主事)が飛び入りで参加し、100万年前浅い海だったころのサンゴと1億年前の岩盤が接して見えるヨヲキ洞穴や、カルスト地形が発達する小島エリアの解説を行った。

 天城町西阿木名にある下原遺跡では、天城町教育委員会の学芸員、具志堅亮さんが、約3500年前の男女2人の人骨が見つかったエリアを中心に、島内で最古と思われていた南島爪形文土器(約7000年前)よりもさらに古い地層から新たな土器が発見されたことなど、最新の発掘の成果を説明した。

 参加者の一人、ハワイコミュニティーカレッジ在学中の餅田樹さんは「自分が住んでいる場所に、これだけの貴重な遺跡、洞窟があるのは素晴らしい。これからもこの島の自然環境も含めて、このような機会にもっと知りたいと思う」と関心を寄せる。

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