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与論町と沖縄県国頭村が姉妹都市盟約に調印 より一層の交流を誓い合う

町旗・村旗を交換し前を向く両町村長と議会議長

町旗・村旗を交換し前を向く両町村長と議会議長

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 与論町役場で11月21日、同町と沖縄県国頭村の姉妹都市盟約調印式が執り行われ、両町村の代表者ら約40人が出席し、調印のほか、町旗・村旗や両町の特産品の交換などが和やかに執り行われた。

調印後、握手を交わす知花靖国頭村長(左)と山元宗与論町長(右)

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 両地域は昔から密接に交流してきた。森林の少ない与論島にとって、国頭の木材は建材や製糖に必要な燃料として非常に重要で、木材を船で運び、帰りの船には家畜などを乗せて交易していた。戦後、沖縄のアメリカ統治下では北緯27度線を境に国境で分断されていたが、本土復帰を求めた運動の舞台となり、海上でも集会が行われた。沖縄の本土復帰後もさまざまな枠組みで交流が続いている。

 両町村は自治体としても職員の人事交流などを通じて連携を深め、今年の沖縄祖国復帰50周年が契機となり山元宗与論町長の提案で姉妹都市盟約が締結される運びとなった。

 山元宗与論町長は「私たちは沖縄を『親の島』『父の島』と慕ってきた。この姉妹都市盟約を契機としてより深くつながり、交流してゆくことを願う」と語った。沖縄本土復帰運動については、「戦後、奄美が沖縄より先に本土復帰したため、占領下の辛さは分かっていた。沖縄とは交流があったので早く復帰してほしいと望んで運動していた。これからの時代も互いに交流しないと生きていけないと若い世代に伝えたい」と話す。

 知花靖国頭村長は「歴史的にも長い間お付き合いしているので、本土復帰50周年という節目に姉妹都市になれたことは非常にうれしい。お互いの町民、村民が今後ますます行き来して交流が深まっていけば。過去の歴史を子どもたちや後世に引き継ぐことも大切」と語り、より一層の交流を約束し合った。

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