沖永良部島の笠石海浜公園(和泊町喜美留)で10月16日、地域ボランティアやスポーツ少年団、集落の人など160人を超える町民によるユリの球根の植え付けが、にぎやかに行われた。
毎年この時期に行う植え付け。植え付けた1万8000球に及ぶユリの球根は4月中旬から5月初旬まで、約20万輪のエラブユリが花を咲かせて島を彩り、多くの人の目を楽しませる。
和泊町企画課の安田拓さんは「エラブユリは和泊町のシンボルフラワー。町民みんなで取り組むことで、子どもたちも150年の歴史を持つエラブユリに関心を持ち、キャリア教育にもつながる」と話す。
参加者は「暑くて大変だったけど、みんなでやると楽しかった。きれいな花が咲くことを願い、一人でも多くの人に見てほしい」と期待を込める。