徳之島・伊仙町に6月1日、ふるさと納税との連携を目的としたカフェ「HUB(ハブ)蕃石榴(ばんしろう)にて」がオープンした。店主は、同町地域おこし協力隊の池田あゆみさん・矢野夢子さんの2人。
これまでも地域おこし協力隊の活動拠点となってきた建物を利用し、主に矢野さんが商品開発を担当。島のシナモンを活用したシナモンシュガーなど既に5アイテムを商品化している。
店頭には池田さんが立ち、ふるさと納税のPRや商品素材の発掘窓口として活動。「島民の方にふるさと納税の仕組みを知ってもらい、ふるさと納税で提供できる商品を増やしたい。島の人の暮らしが少しでも豊かになってほしい」と話す。
メニューは徳之島産の食材を使ったグァバジュースやシナモンリーフティーなどのドリンク(350円)を中心としたラインアップ。梅雨明けした徳之島の猛暑を乗り切ってほしいと、冷凍したバナナ(50円)を店頭で販売する「バナナスルー」なるサービスも始めた。
希少とされる国産コーヒー「宮出珈琲の徳之島産コーヒー」は事前予約制で1,200円。今後は地域住民と協力し新たな商品・メニュー開発も予定している。
今後について、池田さんは「イベントの会場などとしても利用できる空間を目指す。地域の方々が集まって、おしゃべりできる場所にできれば。島内のすてきな商品と島民が出合う島のスクランブル交差点のような場所にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は13時~18時。火曜・土曜定休