沖永良部島・沖泊海浜公園(知名町下城)で9月25日、「e.lab:みんなのおうち」が屋外イベント「海辺のピクニック」を開催した。参加者らは、海洋ごみを使ったアート制作やおやつ作りを体験。家族連れをはじめとした31人の参加者でにぎわった。
同団体は、一般社団法人「えらぶ手帖」が日本財団による「子ども第三の居場所」事業を活用して設立。島内で子どもたちが自由に遊べるまなび場を提供している。同イベントは取り組みの一つで、「地球を共有する」というテーマで自然を感じながら食事や遊びを行うもの。
参加者らはビーチで拾ったごみを使ったアートや楽器制作のほか、家庭菜園で穫れた野菜を使ったピザ風おやつ作りなどを楽しんだ。住吉小学校1年の榮帆海さんはビーチで拾ったゴミをキャンバスにくっつけながら「もっと遊びたい」と帰りを惜しんでいた。
同団体のスタッフで、イベントを企画した藤井和香さんは「子どもたちが自分たちで作った野菜を海辺で調理して食べる姿は感慨深かった。海ごみでのアートや調理を通して地球を共有する感覚が自然と芽生えると思う」と話す。マネジャーの後藤健太さんは「小学生低学年が対象と思われることが多いが、誰でも気軽に参加してほしい」と呼びかける。