徳之島高校(徳之島町亀津)で9月14日、同校生徒と慶応義塾大学の学生が参加する「徳之島未来会議」が開催された。会議では「後世に残す島の姿を考える」と題した大学生によるプレゼンテーションのほか、高校生と大学生それぞれの目線から意見交換が行われた。
今回来島したのは同大橋口ゼミの学生10人。13日~15日の3日間滞在し、徳之島未来会議のほか景勝地や徳之島の伝統文化である闘牛の見学、住民・行政担当者へのヒアリングを行った。
同ゼミでは「地域活性化へ向けた歴史的研究」をテーマに掲げ、本年度は主に「福島復興」と「大阪副首都化」「徳之島の活性化」に関する研究を行っている。
参加した学生の一人は「非常に学びの多いフィールドワークだった。やはり、現地に赴かなければ地に足のついた研究は難しい」と話していた。
同ゼミでは、昨年度徳之島観光連盟が行った事業に橋口教授が有識者として参画したことを機に本年度から研究テーマとして徳之島を取り上げており、今後も産業構造の課題や今後の地域活性化に向けた研究を続けていくという。