鹿児島県の社会福祉協議会が主催する「シルバー文化作品展」写真部門で9月11日、沖永良部在住の金城千恵美さん・良仁さん夫婦が、それぞれ銀賞、奨励賞を受賞した。
31回目となる同展は9月7日~11日、鹿児島市の県歴史・美術センター黎明館で作品展示が行われた。
今回ダブル受賞した金城さん夫婦は、知名町の公民館講座で写真を学んでいる。講師は知名町在住の写真家、園こうじろうさんで、2人は習い始めて今年で5年目。千恵美さんの作品「200才 ちむどんどん」は、自身の義母と叔母、カナダ在住の曾孫を撮ったもの。「帰省してきた孫と3人合わせてちょうど200歳。今しか撮れないと思い、シャッターを押した」と笑顔で話す。良仁さんの作品「だりやみぃ時刻」は、ビーチロックの水平線に沈む夕日を狙ったもの。「数枚撮ってこの一枚だけ偶然青が残った。面白いと思い作品展に応募した」と話す。どちらもスマートフォンで撮影した。
今回の受賞を知った知人から久しぶりに連絡があったという。千恵美さんは「園さんとの出会いや人との結い(結びつき)があって今回受賞することができた。現像した写真を見ていると、その時の気持ちがよみがえってくるのが写真の良さ。これからも結いを撮っていきたい」とほほ笑む。