鹿児島放送が主催する「ふるさとCM大賞」への応募に向け、徳之島町の職員らによるCM撮影が8月10日、始まった。
この日撮影したのは、地元住民にも秘境の滝として知られる「タキンシャ」。徳之島の中心街である亀津から5分ほど車を走らせ、30分ほど川を遡上(そじょう)すると深い滝つぼに流れ落ちる滝が見えてくる。
鹿児島県内の各市町村が、歴史・文化・観光・名所などそれぞれの特徴を30秒の手作りCMで表現する同大会。徳之島町ではこれまでも作品を出品。第18回(2019年)では、一般社団法人「金見あまちゃんクラブ」広報担当で徳之島町在住の松村千絵さんが中心となり「金見集落の少子高齢化・過疎化が進む中、集落の人や自然の魅力を『知る』『好きになる』『暮らす人』が増えるように」という思いを込め製作した作品が「感動賞」を受賞した。
本年度の製作を企画する徳之島町企画課の寳田健二さんは「機材を抱えて川を遡上するのは大変だったが良い映像が撮れた。これからさまざまな所を撮影し、島の魅力が少しでも伝わる作品を目指す」と意気込みを見見せる。