徳之島に子ども服のセレクトショップ「noel(ノエル)」がオープンして2カ月が過ぎた。経営するのは沖永良部島出身の西川美希さん。店を開くことを前提に昨年12月に移り住んだ自宅の一部スペースを活用した店内には、美希さんがセレクトした3カ月~小学低学年向けの商品が並ぶ。
大学卒業後、関西で子ども服ショップの店長を努めていた西川さんは「自分の好きなこと」を生かし、子ども服の専門店がない徳之島でショップを出店するのが夢で、今回、これをかなえる形となった。現在は土曜・日曜だけの営業だが、今後は平日の営業も検討するという。
店の運営を手伝う夫の翔さんは「(美希さんが)都会でショップを任されていたときは、激務で帰宅するのが日付を超えていることもしばしばあった。大変だった頃の姿を知っている分、島での挑戦を尊敬するし刺激をもらっている。近々、自分も新たな挑戦を計画している」と話す。
7月には美希さんの地元である沖永良部島のコーヒーショップとの共同イベントを計画している。美希さんは「自分はよそ者だが、(開いてくれて)ありがとうと言ってもらえることに感謝している。好きなものだからこそ妥協せず、お母さんたちと一緒に子どもの成長を感じていきたい」と意気込みを見せる。
営業は土曜・日曜の14時~18時。