世界自然遺産登録を機に徳之島への誘客促進に向け、徳之島町が4月1日、「おもてなし観光課」を新設した。
同町ではこれまで、商工・観光については地域営業課が、世界自然遺産に関することは企画課が担当していたが、本年度からは同課が担当する。昨年7月に登録された世界自然遺産をきっかけに観光面に、これまで以上に力を入れる狙いだ。
収納対策課から移動となった吉田課長は「新型コロナウイルスの影響で観光業は大きな打撃を受けている。世界自然遺産への登録をきっかけにアフターコロナを見据えた観光の取り組みを行っていきたい」と話す。
昨年までは企画課で世界自然遺産登録へ向けて従事し、本年度から「おもてなし観光課」の自然保護担当となった米山さんは「自然を保護してくためには、活用と保全の両輪が必要。島民の方々と協力しながらバランスの取れた持続可能な観光を実現したい」と意気込みを見せる。
徳之島ではこれまでサトウキビ等農業が産業の中心となってきた。観光など新たな産業振興に向けて職員3人でのスタートを切った。