与論町の一棟貸しホテル「Shima Hotel」で3月27日、「島マルシェ」が開催され多くの客でにぎわった。
同ホテルを経営する能塚勇輔さん、山本真衣さん主催の20~30代の起業支援コミュニティ「Shima Labo Yoron」 による企画で、与論町の創業機運醸成事業の支援も受ける。
ホテル内のスペースとテラスに島内外から6店が出店。内容は、似顔絵やイラスト作品、ワインショップ、リラクセーション、ジビエ、カフェ、カルメ焼き屋台、ハンドメードの革製品の販売などバラエティーに富む。出店者は、与論で起業したい人、既に与論で起業している人、地元と与論をつなげたい人など目的もさまざま。
雨天にもかかわらず多くの人が訪れた当日。出店者の一人は「与論のお客さんは壁がなく、フランクに話せるのが印象的でうれしかった」と話していた。
「Shima Labo Yoron」の能塚さんは「島で起業する同じ世代の仲間を作り、お互いモチベーションを高めたいと思って企画した。若い人が何かしたいと思ったときに、声を掛けてもらえる場を作り、それを土台としながらマルシェなどのイベントを定期的に開くことで、島の人とつながりながら、移住や起業につながるようにしていきたい」と展望を話す。