2024年に発足したバレーボール「SVリーグ」の大阪ブルテオンでU15ジュニアチームのダイレクターを務める梅川大介さんが4月1日・2日の2日間、徳之島高校(徳之島町亀津)でバレーボール教室を開いた。島内や奄美大島から多くの小中高生が参加し、数々のトッププレーヤーを育成してきた梅川さんから直接、指導を受けた。
同バレー教室は徳之島高校女子バレー部顧問山下裕人教諭の兄弟が関東の高校でバレーの指導をしていた際のつながりがきっかけとなった。梅川さんは現職に就く前、東京の強豪校駿台学園高校(東京都北区)の男子バレー部監督として、春高バレー3連覇を含む、インターハイ、国体、春高の年3冠を2度達成するななど、輝かしい実績を残している。
当初、山下さんはバレー部を率いて大阪の梅川さんの元を訪問する予定だったが、梅川さんから「多くの子どもたちに直接指導してみたい」という意向があり、徳之島でのバレー教室が実現した。
バレー教室には、2日間で小学生から高校生まで約100人の児童生徒たちが参加。体の使い方、試合のシチュエーションを想定した練習法、何を意識してトレーニングすることが効果的なのかなど、子どもたちが「理解して体を動かすこと」を重点的に丁寧な指導が行われた。
梅川さんは「小学生の頃から、なぜこの練習をするのかを意識することで、その後の成長が促される。やらされている練習ではなく、主体的に考えることが大切」と話す。高校男子バレー界では、ここ10年間で日本のトップ選手たちが指導者として加わり、技術、戦略とも飛躍的に進歩したという。「高校での経験を生かし、下の世代に踏み込んだ指導ができれば、どういう変革が起きるか楽しみ」とも。さらに、「小中学生への接し方、指導法がバレー界全体の裾野を広げ、さらなるレベルアップにつながる。そのためには指導者の育成も大事になってくる。私のやり方を一例として、いろいろな方に伝えていき、子どもたちに還元できれば」という考えを示した。人口減少が続く中、ナショナルチームの活躍やアニメの影響によりバレーボールを始める子どもたちの割合は増えているという。
参加した井之川中学校2年の首藤楓朱さんは「技術だけでなく、バレーの考え方を知ることができた。トスのブレない上げ方のコツを教えてもらったので意識して頑張りたい」、同じく井之川中3年の福田麗王さんは「普段していることも意識することが大切だと分かった。これからの練習でやるべきことが見つかった」、亀津中学校3年の福岡友希さんは「低い位置でのレシーブが大切だと改めて感じた。教えてもらったスパイクやパスの仕方を部活でも生かしていきたい」と、それぞれ意気込みを見せる。