「第16回徳之島こども文化祭」が6月22日、徳之島町文化会館（徳之島町亀津）で開催され、会場は子どもたちの笑顔と歓声に包まれた。

ジブリの演奏で会場を盛り上げたサックス奏者の幸多優さん

　「徳之島の子どもたちの笑顔を応援」をテーマに毎年開催している同イベント。オープニングを飾ったのは、徳之島のゆるキャラ「まぶーる君」と「ダンススクールオコア」の仲間たちによるパフォーマンス。まぶーる君のテーマ曲に合わせて繰り広げられるダンスにキッズダンサーも加わり、会場に訪れた子どもたちも一緒になって踊り出す一体感ある幕開けとなった。

　続くステージに登場したのは、徳之島高校で音楽を教える幸多優さん。幸多さんは客席からサックスを演奏しながらサプライズ登場。子どもたちは間近で見るサックスの形や音に驚きながらも音色に聴き入った。ステージではジブリのテーマ曲が演奏されたほか、音楽や楽器の歴史についての分かりやすい説明も交え、和やかな雰囲気でプログラムが進行。

　クライマックスには、福岡から今年で4回目の来島となるバルーン・パフォーマーで、うたのお姉さんの「ピッピ」さんが登場。ピッピさんが作るバルーンアートを欲しさに、子どもたちは椅子から立ち上がり、大きな声で合唱。会場は子どもたちの歓喜の声と笑顔であふれた。

　ステージに上がり、ピッピさんと一緒に皿回しに挑戦した仲田仁香（にこ）さん（5）は「緊張したけど楽しかった。バルーンは絶対欲しかったので、うれしい」と笑顔で話していた。

　当日は親子合わせて約250人が鑑賞した。