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沖永良部島で米兵と自衛隊員と島民が海岸清掃 「イメージ変わった」と島民

ビーチクリーン活動後に参加者で記念撮影

ビーチクリーン活動後に参加者で記念撮影

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 沖永良部島の沖泊海浜公園(知名町新城)で1月25日、航空自衛隊沖永良部島分屯基地隊員と在日アメリカ空軍と島民らの合同ビーチクリーンが行われた。

ビーチクリーン活動の様子

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 「日米同盟ビーチクリーン作戦」と銘打った同イベントには、空軍兵士12人と自衛隊員21人が参加。両町の町長や沖永良部島漁業協同組合関係者などの島民ら約30人も加わり、60人を超える人数で漂着ごみを回収した。

 発案者は知名町在住の素潜り漁師で格闘技インストラクターの平原伸泰さん。沖縄米軍基地の格闘技指導者として沖縄と同島を行き来している。開催の理由について、「普段、米軍の隊員と接する中で、日米間の協力の重要性を感じており、民間交流を通してイメージを良くしたいと思い企画した。島の人が彼らに果敢に英語で話しかける姿に感動した」と話す。

 ビーチクリーン活動に参加した嘉手納アメリカ空軍基地所属のトロイ・タイタグ軍曹は「島の人や自衛隊員と仲良くなれ、ビーチクリーンに来て良かった。沖永良部島は素晴らしい島」と話す。空軍兵士らは翌日、島をバスで一周し、田皆岬(知名町田皆)やフーチャ(和泊町国頭)などの島の景勝地を楽しんだ。

 沖永良部島漁業協同組合組合長の中田隆洋さんは「片言の英語やジェスチャーでも簡単な意思疎通ができた。米兵と聞くとテレビで見るような屈強なイメージだったが、とても気さく。肉料理やトレーニングが苦手な人もいるなど、生活を想像できて良かった」と振り返る。

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