徳之島町文化会館(徳之島町亀津)開館30周年と世界自然遺産登録3周年を記念したイベント「森と海の生き物たちと遊ぼう!」が1月26日、同館で開催された。
当日は、奄美・沖縄の世界自然遺産の貴重な写真を展示する写真展と、子どもから大人まで楽しめる自然体験ワークショップ、音楽会が行われ、約300人が来場。自然と文化の大切さを再認識する機会となった。
子どもたちの人気を集めたのは自然体験ワークショップ。参加者は、缶を使ったげたやアダンの葉を使った風車など、昔ながらのおもちゃ作りに挑戦。夜光貝を使ったアクセサリー作りでは、オリジナル作品作りに熱中する姿が見られた。
音楽会では、地元の合唱団「ゆうなの樹合唱団」や中島清彦さんの島唄による演奏、3年前に徳之島で行われた世界自然遺産登録を記念したイベント「宝(ほー)ランド祭り」で演出を手がけたテレビ局勤務の飯村佳之さんが再び指導した「島の森音楽団」による演奏が披露され、会場を盛り上げた。
主催した同館の実島一仁館長は「このイベントを通じて、自然と命、そして島の文化の大切さを次世代に伝えていきたい」と話す。