ユンヌ楽園(与論町茶花)で1月18日、与論町茶花小学校PTAによる家庭教育学級「ゆんぬアドベンチャー&パターゴルフ」が行われた。「ゆんぬ」は与論を意味する方言。
同イベントは、自然体験が減っている子どもたちに、少しでも与論の自然に触れる体験の場を提供する企画。ユンヌ楽園は、300種類以上の与論や沖縄、東南アジアの花や木々を集めた亜熱帯植物園で、大きなガジュマルのトンネルや大きなヤシ、珍しい実やチョウなどを見ることができる。
ウオークラリー「与論島の自然に触れよう!ゆんぬアドベンチャー」では、園内各所に隠されたキーワードを集め、並べ替えて言葉を見つける。子どもたちはワークシートと地図に書かれた建物や動植物などをヒントに園内を探索した。
キーワードはタコの木やパパイアの大きな葉の裏、ハイビスカスの葉の間、民具が置かれている古民家の柱と石の間など、葉に触れ、よく観察しないと見つからない工夫を施す。友達と話しながら保護者も一緒になって探す子どもたちの姿が見られた。
参加した子どもからは「昨年より難しかったが、楽しかった。葉っぱに触ったらトゲトゲしていて、びっくりした」「竹が何か分からなかったけど、本物を見て分かった」などの声が聞かれた。
パターゴルフでは、チームを作り、交互に玉を打ってホールを回った。初めて体験をする子どもには保護者が打ち方を教えるなど、それぞれのペースで楽しんだ。パターゴルフを気に入り、「またやりたい」という声も聞かれた。
参加した保護者は「なかなか普段自然に触れる機会が作れないので、今回のようなイベントがあって助かる。都会では見られない植物や生き物が観察できるすてきな場所だと分かったので、また子どもを連れて遊びに来たい」「散歩しながら植物に触れたり見たりする時間は大切だと改めて感じた。もっと自然に興味を持ってほしい」などと話していた。
同イベントを企画した保護者は「今回はいい天気の中で開催でき、子どもも大人も楽しんでくれて良かった。家の中でゲームやテレビだけでなく、家庭でも外に出て与論の自然に触れる機会をたくさん作ってほしい」と呼びかける。