知名小学校ミニバスケットチーム「知名スターホエールズ」が1月19日、沖永良部島・和泊町の内喜名浜(ないきなはま)でビーチクリーン活動を行った際、「ハニカム構造の破片」を発見した。
同チームは地域貢献を目的に、月に1度日曜の朝7時から、知名町の「うじじ浜」や和泊町の「内喜名浜」で清掃を続けている。この日は児童と保護者合わせて約20人が参加した。
破片は縦約1メートル、幅約1.5メートルほどで、内部がミツバチの巣状を思わせる六角形になっている。当初、見つけた児童は「船の部品かもしれない」と思い、何気なく回収したという。しかし、その場に居合わせた保護者の一人が、昨年春に沖永良部島で見つかった中国の気象ロケットのフェアリング(空気抵抗を減らすために前面に取り付ける覆い)と似た構造であることに気付いた。新幹線や飛行機、ロケットなどに使われるハニカム構造が特徴。
児童たちは「今回の発見が昨年に続いて沖永良部島のPRにつながれば」と期待を寄せる。環境保全に取り組む中で思わぬ「お宝」を拾った知名スターホエールズは、これからも清掃活動を継続しながら、不思議な漂着物の由来にも関心を深めていく考え。
破片は今後、保護者で拾得物として警察へ持ち込む予定。