元サッカー選手だった橋本真太郎さんが故郷・沖永良部島にUターンし、和泊町古里に11月23日、ジェラートショップ「POWER GELATO」(和泊町古里264-2)をオープンした。
2023年まで選手として活躍していた橋本さんは、現役時代から「パワー飯」として自身の食生活をSNSで発信。その発信をきっかけに、徳島県の「スウェーデン歯科こくふ」院長の内藤禎人(よしひと)さんと知り合い、栄養学や料理に興味を持った。
内藤さんが紹介した徳島在住の日本料理人・阿部和剛さん(かずたか)と親交を深めた橋本さんは、日本料理の知識と技術を学び、その経験を生かしてジェラート作りに挑戦。「阿部さんの助けを得て技術を磨き、のれん分けという形でオープンにこぎ着けた」という。
橋本さんは沖永良部島・知名町屋者出身で、沖永良部高校卒業後、鹿屋体育大学へ進学。その後、福山シティFCやFC徳島でサッカー選手として活動。スポーツマンとしての経験を通じて培った、「食を通した体づくりや食材へのこだわりをジェラート作りに生かしている」という。
同店では、地元で採れる規格外のフルーツや野菜を積極的に活用し、沖永良部島ならではの素材を使ったジェラートを販売する。他に、プリンやアイスケーキ、コーヒーも用意する。
開業日は、地元住民など150人以上の客でにぎわいを見せた。橋本さんは「地元の食材を生かしたジェラートで島の恵みを皆さんに届けられてうれしい。食べることを通して沖永良部島をさらに元気にしたい。地元住民や観光客に向けて、沖永良部島の魅力を発信する新たな拠点になれれば」と意気込む。
営業時間は13時~17時(土曜・日曜・祝日は10時~)。月曜定休。