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徳之島で地域情報発信講座 ローカルニュースメディア記者が講師に

いせん寺子屋「地域発信を始めよう!」の様子

いせん寺子屋「地域発信を始めよう!」の様子

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 徳之島の住民に向けたレクチャー&体験企画「地元発信の極意~地域発信を始めよう!」が8月24日、いせん寺子屋(伊仙町伊仙)で開催され、大学生~80代の参加者9人が集まった。主催は伊仙町教育委員会社会教育課。

ハーレー舟初参戦を終えての一コマ

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当日は、奄美群島南三島経済新聞の徳之島、与論島、沖永良部島在住在勤の記者4人が講師を務め、「地域発信とは」「記者とゲストのトークセッション」「ハッピーニュース取材体験」の3部にわたりレクチャーとワークショップを行った。各記者が執筆した記事のうち印象に残ったものをそれぞれ紹介し、その記事を書き上げるまでの苦労話や裏話を紹介。参加者は「テレビを見ているようで楽しかった」「子どもを連れて来れば良かった。学校でもこのような形で開いてほしい」などの声が聞かれた。

 奄美群島南三島経済新聞は、海外を含め全国100以上のエリアのローカルニュースメディアから成る「みんなの経済新聞ネットワーク」の一つ。各エリアで地域に根ざした編集部を置き、地元視点での情報発信を続けている。同ネットワークの中でも、3つにまたがって一つの編集部として発信している媒体は他になく、奄美群島文化圏としての共通項も意識しつつ、それぞれの島ごとの個性も打ち出しながら記事を配信している。

 今回、普段は各島で取材する記者4人が同23日~25日、徳之島に集まった。翌25日は、記者の家族を交えて徳之島町どんどん祭・ハーレー舟大会へ初参戦。惜しくも予選敗退となったが、懇親会、船漕ぎレース参加などの交流を通じて、各島の現状や今後のメディア発信に関する意見を交わした。

沖永良部支局の水島ネルソン記者は「島を越えて記者仲間のいる環境は、他の地域にはない特別なつながりになっていると改めて感じる事ができた」と感想を語った。

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