沖永良部島でゴミ拾い活動を続ける「うじじきれい団」が12月8日~11日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「エコプロ2021」のトークセッションと企画ブースに登場した。
一般社団法人サステナブル経営推進機構の理事長を務める沖永良部島知名町在住の石田秀輝さんをきっかけに実現。サステナブル経営推進機構の特設ブースでは沖永良部島にある海洋ゴミの漁具で作られた翼をかたどったアートが「うじじきれい団」の竿さん一家によって再現。ブース見学後、アートワークの前で記念撮影する人の姿も多く見られた。
うじじきれい団は5年間ほぼ毎日、知名町にある「うじじ浜」のビーチクリーンを登校前、当時小学3年だった竿りりさんの夏休みの宿題をきっかけに行っている家族。父親の智之さんは、企業がCSRに取り組んでいる今、家族で社会的責任を全うすることが大事だと考えFSR(ファミリー・フレンド・ソーシャル・レスポンス)を提唱して、家族で活動を子どもたちの自主性を重んじて続けている。
りりさんらの発表の最後は、「大人は忙しいので海のゴミ拾いはうじじきれい団にまかせなさい」と締めくくる。ブースを訪れた来場者は「感動して涙ぐんだ」「大人の活動はよく聞くが、子どもたちのこのような活動は初めて」と話していた。