与論島・砂美地来館で11月28日、「軽石フェスティバル~流れ着く軽石に与論島の未来を想(おも)う会~」が開かれた。参加した360人の観客は、国土交通省九州地方整備局や与論町役場環境課などによる軽石についての現状報告に耳を傾け、島で活動するアーティストや高校生による演奏や舞台を楽しんだ。
軽石フェスは、与論島の軽石除去ボランティアを行っていた有志が企画・運営。実行委員会代表の大内克人さんは「軽石除去のボランティアを呼び掛けたところ、大勢の方々に参加いただいた。島民の団結力や行動力を多くの人に伝えたいと感じたのに加え、参加してくれた多くのボランティアの方への慰労、コロナ禍で活動の場所を失っている学生や団体の活躍の場の提供を掛け合わせられたらと考えた」と振り返る。
来場者からは「コロナ禍でなかなかイベントがなく、我が子の初舞台が延期になり続けていたが、今回できて良かった」「久しぶりに心が踊った」「高校生のパフォーマンスが堂々としていて感動した」などの感想が聞かれた。
「改めて与論島民の団結力のすごさを感じた。青い海・白い砂浜・この団結力は次の盛大にもつないでいきたい」と大内さんは話す。