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徳之島・亀津中の吹奏楽部3人、アンサンブル全国大会で悲願の「金賞」受賞

大島紬の衣装で大会に臨み、見事、金賞に輝いた亀津中学校吹奏楽部の3人と顧問の宇都教諭(写真提供=井望美さん)

大島紬の衣装で大会に臨み、見事、金賞に輝いた亀津中学校吹奏楽部の3人と顧問の宇都教諭(写真提供=井望美さん)

 徳之島町立亀津中学校(徳之島町亀津)吹奏楽部の3人が3月21日、広島市で開催された「第49回全日本アンサンブルコンテスト」に九州代表として出場し、徳之島では28年ぶりとなる「金賞」に輝いた。

徳之島から付き添った家族や応援に駆け付けた徳之島出身者に囲まれて

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 全国から選び抜かれた強豪が集う大舞台で、離島のハンディを乗り越え、同大会に向けて書き下ろされた「結の祈り」で挑んだ3人と、それを支えた顧問の間には、深い絆と島唄の物語があった。

 金賞に輝いたのは、小学生の頃から一緒に演奏してきた仲良しトリオの嶺井結愛さん(フルート)、寺村香花さん(クラリネット)、井凜音さん(マリンバ)の3人。これら3つの楽器の組み合わせである「管打三重奏」は非常に珍しく、演奏できる既存曲はほとんどなかった。

 当初は「この編成で大会出場は難しい」と言われたが、3人で全国に行きたいと諦めず、顧問で打楽器奏者でもある宇都遼介教諭に何度も頭を下げ相談。その結果、徳之島で古くから歌い継がれている子守歌「ねんねぐゎせ」をベースにした「結の祈り」が完成した。厳しい練習では、技術を磨くだけではなく、島の空気を表現するために海辺へ足を運んで風の音や波の音を感じながら、3人の音を編み上げていったという。

 緊張感がみなぎる全国大会のステージでは、マリンバの温かい音色に、フルートとクラリネットの澄んだ調べが重なり、島の子守歌のメロディーが会場を包むと、審査員からは「物語を読んでいるかのような表情豊かさ」と称賛の声が上がり、結果、見事「金賞」に。受賞が決まった瞬間、遠く離れた徳之島でも、インターネットで大会を見ていた保護者や地域住民から大きな歓声が上がった。

 吹奏楽部の部長を務める井凜音さんは「全国大会までの数カ月間、島の皆さんからたくさんの応援と支援を頂いた。この3人で音楽を奏でた日々は今までの人生で最も輝いていたと思う。これからもさらなる高みを目指して頑張りたい」と話した。「自分たち3人の挑戦が、後に続く島の子どもたちに大きな夢と希望となれば」とも。

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