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沖永良部島の3団体、子ども食堂を初の合同開催 大学生のクイズや進路相談も

カレーをよそう運営者ら

カレーをよそう運営者ら

 沖永良部島の子育て支援施設「SMAPPY(スマッピー)」(和泊町手々知名)で3月15日、子ども食堂に取り組む「ヨーティフ」「ごはんや菜の花」「SMAPPY」が初めて合同で開催した。

あいさつする「ごはんや菜の花」の西さん

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 当日は、0~18歳の子ども37人、大人24人、大学生3人を含むスタッフ13人が集まり、世代を超えた交流の場となった。子どもは無料提供で用意された100食のカレーは、お代わりが続出するほどの盛況ぶりだった。

 同企画は、本年度に鹿児島県の補助金を活用して立ち上げた「沖永良部子ども食堂ネットワーク」で、各団体の活動をまとめた「えらぶ子ども食堂MAP」を作成したことがきっかけ。ツールを通じて島内の子ども食堂の認知拡大につなげる狙いがある。孤食などの対策に加え、地域のつながりを育む役割にも光を当てる。

 会場ではカレーの提供に加え、島外から来島やオンラインで参加した大学生によるクイズや工作、プロフィール帳交換なども行った。中高生向けの進路相談コーナーも設け、参加者が相談する姿が見られた。大学生の参加は、島の子どもたちが交流を通じて将来を考えたりロールモデルを知ったりするきっかけづくりや、関係人口の増加を目指しているという。

 「SMAPPY」代表の新納佳恵さんは東京・板橋区の出身。2人の子どもを育てながら、診療所だった施設を有志たちと改修して同施設を立ち上げた。新納さんは「皆に子育てを楽しんでほしいという思いから、いつでも立ち寄れる場所を作った。人のつながりを生む場所を継続していけるように頑張りたい」と力を込める。

 同島出身で「ごはんや菜の花」を運営する西佐穂里さんは、母親が高齢で手放そうとしていた弁当店の承継を機に、「森のようちえん」の支援活動にも携わっていたことから地域が集まれる場づくりを始めた。西さんは「子ども食堂は子どもだけのものではなく、地域のもの。人が集まれる場を作りたかった」と思いを明かす。資金面の苦労はあったが、「手伝ってくれた皆が『今日も楽しかったね』と言ってくれる。自分が健康な限り、続けたい」と意気込む。

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