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沖永良部島で島の言葉を楽しむ「しまむに展」開催中 遊びを通して魅力伝える

常設展示を行っている歴史民俗資料館のスペース

常設展示を行っている歴史民俗資料館のスペース

 沖永良部島の和泊町歴史民俗資料館(和泊町根折)で現在、島の言葉(しまむに)を楽しむ企画展「しまむに展」が開催されている。同館と国立国語研究所が共催。初日にはオープニングイベントが開かれ、遊びながら「しまむに」に親しむ多彩な企画が行われた。

デザインが施されたしまむにのオノマトペ

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 今回の展示は、同島に通う研究者と島民らが約2年前から意見交換を重ねて企画した。「どこに展示したら面白いか」「どういう形なら興味を持ってもらえるか」などアイデアを出し合い、地域住民と共に作り上げた新しい形の展示となっている。

 同館敷地内にある古民家で行われたイベントでは、ニュージーランドのマオリ語教育の手法を参考にして考案されたビンゴ大会を行い、猫やカエルなどのイラストが描かれたカードを使い、参加者は遊びを通して楽しみながら「しまむに」に触れた。「しまむに文学」として、絵本『はちに ういたぬ ぶっそーげ(鉢植えのハイビスカス)』を朗読したほか、紙芝居も披露。参加者らは絵本を手に取りながら、島の言葉に熱心に耳を傾けていた。

 国立国語研究所テニュアトラック助教の横山晶子さんは「島の言葉と言っても、古い話だけでなく、新しい活動や技術との融合など、まだ知らないような新しい観点や情報があると。少しでも気になる人はぜひ遊びに来てほしい」と呼びかける。

 期間中、感情や様子を表す島のオノマトペを解説する「シマノトペ」のパネルを展示するほか、田皆字のしまむに「たんにゃむに」を学習させたチャットAI「AIたんにゃん」の体験コーナーなどを設ける。島の昔遊びであるこま(コール)作りを記録した24分間のドキュメンタリー映像も上映し、多様な視点から方言を紹介している。

 期間中は会場を巡る「しまむに謎解きスタンプラリー」も行っているほか、方言シールなども用意し、古い歴史から新しい技術との融合まで、島の言葉の魅力を味わえる学びの場となっている。

 開館時間は9時00分~16時30分。水曜休館。入館料は、大人=200円、児童生徒=100円。6月30日まで。

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