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沖永良部島で初の「世之主サミット」 四天王ゆかりの地から集い伝承語る

各字の代表者が取り組みを報告する様子

各字の代表者が取り組みを報告する様子

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 沖永良部島の国頭字研修会館(和泊町国頭)で1月31日、「世之主(よのぬし)サミット」が開かれた。字の活性化に取り組む「国頭(くんじゃい)なんでもやったろう会」が主催。14~15世紀ごろに島を治めたと伝わる「えらぶ世之主」と、世之主四天王といわれる豪族の伝承が残る各字の代表者らが一堂に会した。

横断幕の下で後蘭字の取り組みを話す岸田善光さん

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 会には、後蘭孫八(ごらんまごはち)、西目国内兵衛佐(にしみくにうちべーさ)、屋者真三郎(やじゃまさばる)、国頭弥太郎(くんじゃいやたろう)の伝承を持つ字から関係者が出席。郷土研究家の先田光演さんが講話も行い、史実の研究、地域に残る伝説、紙芝居などの現代的な創作活動という「3つの段階」を整理して理解し、地域活性化に活用することの重要性を共有した。

 各字の代表者による近況報告では、豪族にまつわる継承の取り組みや進展を紹介。屋者字の吉田満男さんは、屋者真三郎の墓と伝わる墓が国の史跡指定へ向けて答申されたことや、県の補助金を活用して子ども向けの紙芝居を制作した事例を説明。内城字の桂弘一さんは、城趾の調査が次年度から本格化することに触れ、「知っている人だけの場所でなく、島民に向け広く活用してこそ」と、保護と活用の両立に向けた展望を語った。

 それぞれの活動や史跡保存の現状を報告した後、交流会で伝承を肴(さかな)に酒を飲み交わした。「国頭なんでもやったろう会」の棚窪時雄会長は、「かつて4人も集まって『この島をどうしようか』と酒を酌み交わしたのでは。そういう語らいにしていけたら」と、集落間の連携と次回以降の持ち回り開催に期待を込めた。

 一方、歴史継承における担い手不足も浮き彫りになった。唯一の20代参加者の脇田聖也さんは「知らないことばかりだった」と振り返りながらも、「若い世代がいないので、次の担い手をどう巻き込んでいくかが重要な課題」と指摘し、継承の必要性を訴えた。

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