沖永良部島の知名町で1月18日、沖縄県の米軍基地に所属する海兵隊員ら6人と航空自衛隊沖永良部島分屯基地隊員を含む島民の交流イベントが行われた。
発起人は同島と沖縄の2拠点生活を送る平原伸泰さんで、交流イベントは今回で4回目。海兵隊員らはキャンプ・フォスターとキャンプ・ハンセンで平原さん指導の下で格闘術を学んでいる教え子。
午前中は同町の知名・小米・瀬利覚を歩きながら清掃活動を通して交流し、午後は知名町民体育館で格闘術訓練を行った。清掃活動に参加した泉恵美さんは、前日の夜に家族で経営する店に隊員らが来店したことでイベントを知り参加したという。「バックストリート・ボーイズの曲を合唱して盛り上がった」と振り返る泉さん。清掃中には、ある隊員がブロッコリーやセロリなどの野菜中心の食生活を心がけていることや、沖縄の生活の話題で会話が弾んだという。
初めて来島したという米メリーランド州出身のウォーカー・ジョーダンさんは、島の印象について流ちょうな日本語で、「めっちゃ田舎。でも、自然が豊かで、島の人と交流できて良かった」と笑顔を見せる。来日して約2年たつが、日本語は『銀魂』『ハイキュー!!』などのアニメなどを通して独学で習得したという。「日本に行くことが決まったときは、すごくうれしかった」と振り返る。
午後の格闘術訓練では、型やワンツーパンチ、キック、回避動作などを2人1組で行った。格闘技未経験ながら参加した梅地晃太朗さんは「鍛え上げられた体つきを見て、見習わないといけないと刺激を受けた。かなり手加減してくれたと思う。いつか彼らの本気を見てみたい」と話す。
主催した平原さんは以前は沖縄で漁師をしていたが、沖永良部島に来たときに温かく迎え入れられたことで島を気に入り、8年前に移住したという。「教え子たちには、沖永良部島の人々との交流を通していろいろな日本人を知って、島を大切に思ってもらえたら。良い評判は彼らの間ですぐに広まるので、民間の立場から日米の橋渡しをしていきたい」と意気込む。