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徳之島の海岸線の魅力を紹介 動植物も漂着物も貴重な宝

徳之島世界遺産センターには小学生から大人まで幅広い年齢層が集った

徳之島世界遺産センターには小学生から大人まで幅広い年齢層が集った

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 環境省徳之島管理官事務所(天城町平土野)と徳之島世界遺産センター(徳之島町花徳)が主催する「第3回ナイトミュージアム」が1月17日、同センターで開催された。

動画や写真を使い徳之島の海岸線の魅力を伝える

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 講師は阿権浜しぜん館の館長西村奈美子さん。徳之島の海岸線は宝がいっぱい」と題した講演会は小学生から大人まで34人が受講し、徳之島の海岸線の魅力に触れる機会となった。

 講師の西村さんは福岡県出身で、水族館の学芸員、環境省のビジターセンター勤務などを経て7年前に徳之島に移住。2022年に伊仙町阿権に開設された阿権浜しぜん館の館長を務め、セミナーや講座を通して徳之島の自然の魅力を伝えている。2023年には鹿児島大学名誉教授鈴木廣志さんとの共著「琉球弧 海辺の生きもの図鑑」を刊行。掲載されている動植物の写真の約8割が徳之島で撮影されたもの。

 講演会では、黒潮の海流がもたらす高温多雨な気候が徳之島の自然の成り立ちに与えた影響、砂浜・岩場・干潟と3つのタイプに分けられる海岸線の話、海辺に存在する動植物の生態などを、写真や動画で紹介した。

 普段はごみだと認識されがちな漂着物も、どこから、どれだけの時間をかけて流れ着いたのか、誰が使っていたものなのか、どういった生き物の骨格(部位)なのかなどのストーリーを想像し調べることで、ただのごみではなく貴重な宝になると力説。

 さらに、ハマユウが台風でも倒れないように地中深くに根を下ろしていること、実の中の種を海流にのせ広く繁殖させるため、中に多くの栄養を含ませ、過酷な環境でも耐えうるようにしていることなど、普段見慣れている風景の中にも多くの宝や驚きが隠されていることを紹介した。会場には西村さんが集めた漂着物や標本も展示し、参加者は興味深く見入っていた。

 受講した天城小学3年の吉野結哉さんは夏休みにサンゴの自由研究をするほど海に関心を抱いており、「もっと海のことを知りたくなった。魚がサンゴを食べているところが面白かった」と振り返る。天城町から参加した林貴子さんは「身近でありながらあまり知らない海の生態を知ることができ感動した。また海に行ってみたくなった」と話していた。

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