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「徳之島紅白歌合戦」初開催 歌声で笑顔を未来へ、紅組が初代王者に

全員で「蒲田行進曲」を歌いながら開演

全員で「蒲田行進曲」を歌いながら開演

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 徳之島町文化会館(徳之島町亀津)ホールで12月21日、島内の歌い手たちが一堂に会する第1回「徳之島紅白歌合戦」が開催された。5歳~70代の幅広い世代が紅白に分かれて熱唱を繰り広げ、会場に詰めかけた約600人の観客を盛り上げた。

この日の主役だった5歳の米田茉帆ちゃん

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 同大会は「昭和100年」という節目にちなみ、歌で人々を元気づけた昭和の時代を映し出し、徳之島を盛り上げようと初企画。島内にいる「隠れた歌自慢」を発掘する趣旨も盛り込んだ。

 イベントプロデューサーの丸野清さんが総合司会を務め、応援団長には白組=大楽大聞(だいらくだいもん)さん、紅組=大高美佐江さんが就任。出演者は演歌、ポップス、洋楽など多彩なジャンルの歌を披露し、華やかな衣装や力強いダンスで会場を一体感に包んだ。スペシャルゲストとして奄美大島から南条かつみさんも駆けつけ、軽妙なトークと圧巻の歌唱で花を添えた。

 厳正な審査の結果、女性パワーが光った紅組が初代優勝を飾り、特大トロフィーを手にした。審査委員長を務めた高岡秀規徳之島町長は「紅組白組共に素晴らしいパフォーマンスだった。来年はさらに充実させてほしい」と出演者をたたえた。

 主な個人賞受賞者は、白組審査員特別賞=佐倉功一さん(61)「止まらないHa~Ha」、紅組審査員特別賞=米田茉帆ちゃん(5)「お祭りマンボ」、審査委員長メッセージ大賞=池山三雄さん(71)「北の漁場」。

 終演後には、航空券や闘牛招待券などが当たるクリスマス抽選会も行い、観客からは「最高だった。ぜひ毎年開催してほしい」と継続を望む声が多く聞かれた。同館の実島一仁館長は「歌で元気づけられた時代のように、このイベントを通じて徳之島を元気にしていきたい」と、今後の継続開催に意欲を見せた。

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