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与論小で「航空・折り紙ヒコーキ教室」 創立150周年で企画

一斉に「折り紙ヒコーキ」を飛ばす児童ら

一斉に「折り紙ヒコーキ」を飛ばす児童ら

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 与論小学校(与論町朝戸)で12月13日、創立150周年式典に合わせ「JAL航空教室、折り紙ヒコーキ教室」が開かれた。同小卒業生で日本航空鹿児島支店長の中山洋彦さんが式典に合わせて企画した。

参加者全員で集合写真

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 式典後の体育館に児童と保護者らが参加。航空の仕事について授業を受けた後、折り紙ヒコーキの作り方を習い、最後は飛距離を競い合った。児童も保護者も熱中して取り組む姿が見られた。

 中山さんは「空の道」「航空機の種類」「パイロットになるには」「座席の種類」などについて授業を展開した。何もないように見える空の上にも、道しるべとなる遊び心のある地点名があることを紹介するなど、児童らは初めて聞く航空の話に耳を傾けた。このほか、客室乗務員による「救命胴衣の着用方法」「笑顔の作り方」などの話もあった。

 折り紙ヒコーキの指導は、同社社員で「折り紙ヒコーキ協会」認定指導員の木村祐樹さんが担当。手順を丁寧に説明しながら、他のスタッフらが児童のサポートに当たった。児童らは互いに教え合ったり、保護者からサポートを受けたりしながら楽しそうに折り紙ヒコーキを作り上げた。最後は学年ごとに一斉に飛ばして飛距離を競い合った。

 参加した保護者は「1年のわが子が真剣に話を聞き、楽しそうに紙飛行機を作る姿に成長を感じた。年齢に関係なく盛り上がり、親子で楽しめるイベントだった」と振り返る。

 中山さんは「大人の方々が集まる式典がある一方で、子どもたちが遊べるイベントが欲しいと思って企画した。純粋な子どもたちの反応がとても楽しかった。こうした非日常の体験が子どもたちの将来にとって何かのきっかけになれば」と期待を込める。

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