与論島に島おこしインターンシップ「島キャン」で来島した大学生が、同町茶花の商店街周辺の案内地図「与論島まちあるきMAP」を制作し、9月12日、ヨロン島観光協会で完成を報告した。
シェアオフィス&ショップ「シマノマ」(茶花)が受け入れた「島キャン」生の活動の一環で、茶花集落の商店街、銀座通りと中央通り周辺の宿泊施設、飲食店、土産物店を紹介するマップを制作した。
制作に携わった大学生の河島徳志さんは「与論島全体の観光マップはあったが、銀座通りと中央通りの詳細なマップはなかった。地元の人でも知らない店が多いと聞き、この一帯がより盛り上がるきっかけとして制作を始めた」と振り返る。
マップは、8月後半から第1タームの「島キャン」生の小玉貴来さんが一軒ずつ店を回り、写真撮影や地図・文章作成を進めた。9月からは河島さんが引き継ぎ、使い勝手の改良や店への掲載内容の確認を重ねて完成させた。
河島さんは「夜間営業の店もあり全ての店を回るのに苦労したが、地元住民の協力を得て無事に完成にこぎ着けた」と話し、「このマップをきっかけに多くの人に商店街を散策してほしい。島民の方にとっても新たな発見につながればうれしい」と期待を寄せる。
シマノマ代表の原田りえこさんは「今回の学生はまちづくりに興味を持って来てくれた。マップ作りを通して、私自身も知らなかった銀座通りのことを再認識できた」と話す。
マップは町内の宿泊施設や観光協会に置く予定。