
男性高齢者を対象に、電子レンジを使った安全で手軽な料理方法を学ぶことを目的にした「男の電子レンジ料理教室」が8月21日、与論島の「ゆんぬ体験館」(与論町立長)で開催された。
当日は、参加者3人が電子レンジだけで作るカレーライスに挑戦。スタッフや見学者が見守る中、包丁さばきを披露したり、慣れない電子レンジ操作に苦戦したりしながらも、和やかな雰囲気で調理を進めた。
企画は与論町包括支援センター所属生活支援コーディネーター野口貴子さんと江藤善真さん。町役場職員や担当ケアマネジャー、島外の大学生らも視察した。
江藤さんは「高齢になっても自力で食事を作り、自立した生活を少しでも長く続けてもらうため試験的に企画した。火を使うのが難しくなった高齢者にとって、電子レンジ調理が代替手段になるか検証したかった」と開催意図を説明。「電子レンジを使った料理のどの部分が難しく、参加者が心理的に抵抗を感じるのかも把握できた」とも。
参加者については、「3人はとても元気で、今回の試験的な企画に協力してもらった。驚いたのは、自身のADL(日常生活動作能力)に合わせて材料を切る工夫をしていたこと」と振り返った。
参加者からは「若い人がたくさん来て楽しい料理教室だった」「これを参考に一人暮らしの生活や人生を楽しみたい」などの声が聞かれた。一方、今後の可能性については、「男性が料理教室に来るのは難しいのでは」「酒のつまみ教室にして、その後に飲み会を開けば人が集まるのでは」という意見も聞かれた。