小笠原諸島の海底火山から噴き出したと見られる軽石が10月13日ごろから、与論島にも漂着している。16日からは海にすむ動植物への影響や漁業・マリン事業への損失を危惧する島の有志が集まり撤去作業を続けている。
軽石は島の東北側の海岸で発見され始め、強風の影響などを受け一気に島の北側海岸を覆い尽くしたと見られている。
軽石撤去をSNSで呼び掛けた池田龍介さんは「軽石は地球活動で発生したもの。悪いものではないが、再び青い海と白い砂浜を守りたい」と話す。
海岸から除去した軽石は袋に詰め陸に上げているものの、その後の用途は未定。「今のところ園芸や土壌改良などしか使用方法を考えつかない。せっかくたくさんあるので、いい活用方法があれば」と池田さん。
集めた軽石の袋は持ち帰り自由。