
奄美群島南三島(みなさん)経済新聞の2025年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、徳之島で44年の歴史を刻んだエスカレーターの引退を伝える記事だった。ランキングは2025年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 奄美群島で初めて導入 徳之島のエスカレーターが44年の役目終え引退(4/16)
2. 徳之島のバレイショ、13年ぶり大規模ヒヨドリ被害 個性的なかかしで対策(2/5)
3. 沖永良部島で米兵と自衛隊員と島民が海岸清掃 「イメージ変わった」と島民(2/3)
4. 与論島に食音酒場「MASAMUNU」 兄弟で出店、気楽に遊びに行ける店に(1/11)
5. 与論島でペイントアートイベント 与論中体育館の外壁彩る(2/21)
6. 徳之島町立東天城中、旧校舎の解体工事を前に記念撮影会 恩師招く(1/15)
7. 徳之島で「新春還暦記念闘牛大会」 大抽選会で大いに盛り上がる(1/8)
8. 元劇団四季の太千鶴さん、沖永良部島移住で「はじめましてコンサート」(1/31)
9. 沖永良部島にフィリピン料理とおばんざいの店 働き者で知られる女性が店長に(4/14)
10. 与論島に6席の小さな映画館「島想映画食堂」 映画「めがね」上映(3/24)
徳之島の中心市街地で44年にわたり島民を支えたエスカレーターが、老朽化による安全対策のため取り替えられた。地域のスーパーで島民の買い物を見守り続けた初号機に続き2代目の活躍がどれだけ続くのかに期待が集まる。
2位の記事は、13年ぶりに大規模被害が発生したバレイショ畑。地元農家が一体となって手作りの「かかし」でヒヨドリを追い払うユニークな取り組みが注目を集め、SNSでも話題に。個性的なカカシで地域性が見られた記事だった。
3位の記事は沖永良部島の海岸清掃に、米軍基地から訪れた米兵と自衛隊員、そして島民が一緒に参加。「基地との関係が変わった」「みんなで島をきれいにしよう」という声が多数寄せられ、地域の新しい協力モデルとして関心を集めた。
上半期は、公共インフラや農業、防災といった島民の暮らしに直結するテーマと、新店舗オープンやアートイベントなど地域文化を彩る話題がバランスよくランクイン。地域が自ら手を動かし、楽しみながら課題を乗り越える姿勢に多くの読者の共感を集めたと考えられる。
今後も奄美群島南三島経済新聞は、島々の「パッピーニュース」を丁寧に取材し、地域の魅力を発信していく。