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与論中で文化祭 生徒らが地域サポーターの指導で島の芸能披露

和太鼓(ゆんぬ太鼓)を披露する生徒ら

和太鼓(ゆんぬ太鼓)を披露する生徒ら

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 与論町立与論中学校(与論町朝戸)で10月31日、「第77回文化祭」が行われ、学習の成果や演劇やダンスなどが発表された。

川畑アキラさんとのコラボレーションの様子

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 2年生は地域サポーターの指導を受け、与論の芸能を披露。それぞれ和太鼓、三線、エイサーを行い、最後は与論島のミュージシャン川畑アキラさんとコラボレーションし、川畑さんが作詞・作曲した「黒いダイヤの涙」を合唱した。この曲は、明治期に与論から福岡県の大牟田市に集団移住し、炭坑労働に従事していた歴史を題材にしたオリジナル曲。

 そのほか、吹奏楽部の演奏、ダンスパフォーマンス、劇、英語のショートスピーチなど多彩な発表が行われた。併せて、部活動や学習の成果も展示。訪れた保護者や地域住民はステージ上の子どもの成長を見守り、多彩な展示発表を眺めていた。

 和太鼓を指導した川上明日香さんは「郷土芸能を学んでもらうきっかけにしたいという気持ちでやっているが、何よりも生徒には自らがステージを作り上げる喜びを味わってほしいと考えた」と振り返る。

 教員の小水流斉弘さんは「9月から地域サポーターに指導を受けて練習を始めた。初めて三線や太鼓に触れ、エイサーにも挑戦した生徒もいたが、皆、一生懸命に取り組んでいた。小学生から習っている生徒も、リーダーとして引っ張り、本番は力を出し切っていた」と目を細める。

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