与論島を中心に活動するフラダンスチーム「ホオポノユンヌアロハ」と神奈川県を拠点に活動する「フラハラウロコマイカイ」が9月7日、「神社の輝きパナウル王国フラ&タヒチアンパラダイスパーティー」を与論地主・琴平神社(与論町立長)で開催した。
来場者とともに、ダンサーもそれぞれのチームのダンスを鑑賞、応援した
フラハラウロコマイカイ代表の飯島敬子さんは10年以上にわたり与論島を観光で訪れるリピーター。2019年にホオポノユンヌアロハが開催したフラフェスティバルに出演したことをきっかけに、「フラダンスで、もっと島を盛り上げたい」と両団体の代表2人が今回のイベントを企画した。ホオポノユンヌアロハメンバーは小学生から大人まで総勢35人、フラハラウロコマイカイメンバーは20人で来島し、イベントに参加した。
当日午前中の悪天候で一時開催も危ぶまれたが、開催時間には晴天に恵まれた。第1部は両団体によるフラ・タヒチアンダンス21曲、第2部は与論島で活動するエイサーチーム、琉球舞踊、与論高校吹奏楽部、オペラなど多くの団体が演目を披露した。会場では飲食や物販ブースも用意し、小遣いを手に、かき氷やアクセサリーを選ぶ子どもたちの姿もあった。
観客からは「今回のイベントは、フラダンスの他に与論島ではなかなか見ることができないタヒチアンダンスがたくさん踊られていて、いつも以上に迫力を感じた。それ以外にも島でさまざまな演芸団体が出演していて飽きることがなかった。芸能や文化の力を改めて感じられた」という声が聞かれた。
ホオポノユンヌアロハ代表の青山マリアさんは「与論町やヨロン島観光協会の後援も頂きつつ、チームメンバーや有志の方々の支援でイベントを開催できた。このような島のつながりに非常に感謝すると同時に、少しでも恩返しとして楽しんでもらえる場になっていればうれしい。今回の縁と恩を大事にして頑張っていきたい」と話す。