パリ五輪柔道日本代表監督の鈴木桂治さんの柔道教室が8月17日、沖永良部島・和泊町で行われた。鈴木さんの来島は今回で4回目。柔道教室は3回目で、和泊町柔道連盟と沖永良部柔道スポーツ少年団が共催する。
沖永良部島出身の友人と一緒に島を訪れたのがきっかけで毎年のように夏に訪れている鈴木さん。当日は約30人の参加者とおよそ1時間打ち込みや乱取り稽古で一緒に汗を流した。「鈴木さんは来年も来ると言ってくれた。それまでに成長した子どもたちの姿を見せなければ」と主催した少年団保護者の玉野さんは意気込みを話す。
鈴木さんは「今回の訪問はパリオリンピック前から決まっていた。沖永良部島は心からリラックスして家族で訪れたい場所の一つ。オリンピックが終わり、すぐ来島できて本当に良かった。午後からは家族で、ワンジョビーチで海水浴を楽しむ予定」と笑顔で話した。
参加した指導者の一人は「柔道をする子どもたちが減る中、鈴木監督の柔道教室のおかげで入団希望の連絡も入ってた。島の指導者も3人に増えたので、より活発に活動していきたい」と意気込む。