与論町と国頭村をはじめとする沖縄北部地域の交流イベント「パイン・フルーツまつり」が8月10日、旧役場庁舎跡地(与論町茶花)で行われた。主催はヨロン・沖縄北部連携推進協議会産業部会。
パインの直売会や与論や沖縄北部地域から出店するフード&ドリンクコーナー、加工品コーナーがあった。会場には沖縄産のパイナップルを買い求め、出店されたパイナップルを使った料理などに舌鼓を打つ来場者や観光客の姿が見られた。
与論町では、2020年度に夏の特産になる果物を作りたいと国頭村に相談したところ、農家でもある山城弘一国頭村議長から軽トラ3~4台分の苗が送られ、パイナップルの栽培が始まった。2022年の姉妹都市協定締結を機にパインの収穫祭をしようと決まり、昨年より同イベントを開いている。
昨年は国頭村から300個のパイナップルを漁船で運搬したが開始5分で売り切れたため、今年は3倍の900個を用意した。
同町産業課の堀田哲也課長は「与論島ではお盆の時期に果物をお供えすることがあるため、お盆の前に開いている。与論のパイナップルも一緒に出したいが与論の方が収穫が早いので、今回は出店の加工用にした。今後もパイナップルを通して国頭との交流を深めていきたい」と話す。