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徳之島・伊仙町で大学生らがフィールドワーク報告会 島の子どもたちが協力

画面越しに集合写真に収まる追手門学院大学生らと「伊仙町放課後わくわくクラブ」の子どもたち

画面越しに集合写真に収まる追手門学院大学生らと「伊仙町放課後わくわくクラブ」の子どもたち

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 追手門学院大学(大阪府茨木市)地域創造学部の学生らが1月21日、徳之島でのフィールドワーク成果動画報告会をオンラインで開催し、リアル会場となった徳之島交流ひろば「ほーらい館」(伊仙町伊仙)には多くの住民らが集まった。

司会進行をする放課後わくわくクラブの子どもたち

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 学生たちは「徳之島プロジェクト」と題し、若者世代の関係人口創出をテーマに徳之島でフィールドワークを継続し、その魅力を発信する動画を制作してきた。3回目となる今回は「徳之島に住む若い世代に島の魅力に気付いてもらうきっかけをつくりたい」との思いから、「伊仙町放課後わくわくクラブ」の子どもたちと共同で同プログラムを進行。成果報告会では、現地に来られない学生らに代わり、子どもたちが受付やカメラマン、司会進行などの運営を担った。

 学生らと島民、「双方の姿が見える動画を目指した」という今回の動画は、「みんなに食べてほしい徳之島の郷土料理」「徳之島ってどんなところ? 島の人から知る魅力!」「牛の故郷!? 徳之島築産の仕組み」などのタイトルで8人の学生らが計7本の動画を上映。ユーチューブへの掲載を意識したテンポの速い字幕やリズミカルなBGMなど、学生のこだわりが詰まった若者向けの島のPR動画に多くの住民が関心を寄せた。

 画面上に表示される学生らの氏名は、小学生の子どもたちにも読めるようにひらがなで表記するなどオンラインでも交流しやすいよう工夫しており、報告会終了後は学生らが映るスクリーンに向かって子どもたちが駆け寄り手を振り合うなど、交流の深さが垣間見られた。

 学生を率いた吉田准教授は今回のフィールドワークを振り返り、伊仙町検福にある鍾乳洞「銀竜洞」(伊仙町検福)で撮影した一枚の集合写真を挙げ、島民と学生が入り混じる様子から、同大生の強みである協働性の高さに触れた。島民の一人が背後から学生らをライトで照らしている様子から、陰ながら学生らを導いてくれる人たちがいることへの感謝を述べた。 今後の展望として、「今後もフィールドワークを継続し、学生らと島の皆さんの視点を交差させながら徳之島の魅力を再発見していきたい」と話す。

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